数学オリンピックとは



数学オリンピックというのがあります。日本で行われる日本数学オリンピックというのがあり、そこで優秀だった選手は翌年、国際数学オリンピックに派遣されます。
日本数学オリンピックに出場出来る資格は高校2年生以下であること。これは翌年国際数学オリンピックに出場するためにその時に高校生以下である必要があるためです。
予選と本選がありますが、予選は各都道府県で受験することができ、12の問題を3時間で解答しなければならない。ここで1000人以上の受験者のうち100人程度に絞られます。
1問が1点として計算され、予選は12点満点中7点以上ぐらいが予選通過の目途となります。
本選は5問を4時間で解くことになります。本選の合格者は20人前後で、春合宿というのに参加します。だいたい2問解ければ本選突破出来るといわれています。挑戦してみたい人は過去問とか見て解答してみると参加できそうか分かります。


春合宿と国際数学オリンピック



本選を通過した約20名は春合宿という4日間の記述式テストを行いそのうち上位6名が国際オリンピックの選手として派遣されることになります。
テストは3問を4時間の制限時間で4日間計12問を解くというハードな試験です。これは国際数学オリンピックと同じテスト方法で、国際数学オリンピックではこの方法で2日間行われます。
その後7月頃に国際数学オリンピックが開かれ上位1/12に金メダル、1/6に銀メダル、1/4に銅メダルが渡されます。
日本は1990年より参加していますが、最高位は2007年の6位で金メダル2個、銀メダル4個の成績で6位でした。今までの成績は6位から20位で推移しています。国別では中国、ロシア、アメリカがいつも上位で最近では韓国も上位に食い込んでいます。
2009年にはドイツのブレーメンで、2010年にはカザキスタンのアスタナで国際数学オリンピックが開かれます。

数学オリンピック選手を育...

数学オリンピック選手を育...

価格:1,575円(税込、送料別)


数学オリンピックと大学



日本数学オリンピックにおいて予選を通過するとAランク、予選不合格者は点数に応じてB、Cランクに分けられ、さらに本選を通過すればAAランク、そのうち優秀な成績を取ればAAAランクとなります。
このランクを取得すると大学により特別推薦入試の特典を受けることができます。
たとえば早稲田大学では基幹理工学部、創造理工学部(一部)、先進理工学部でAランクを取得すると受験資格を得られますし、その他慶応義塾大学総合政策学部・環境情報学部、中央大学理工学部数学科、東邦大学理学部各学科、東京女子大学文理学部数理学科でもAランクあるいはBランクで推薦を受けることができます。
ただ、数学オリンピックは本選を通過するだけでもかなりの難関ですし、東京大学に入るよりも難しいです。ですので日本代表なんかに選ばれる高校生は東大に進学することが多いですね。金メダルを取った人を見ると灘高校とか筑波大学附属駒場高校、開成高校といった有名私立高校が名を連ねています。
国際数学オリンピックは国際科学オリンピックのコンテストの一種であり、この他にも国際物理オリンピック、国際化学オリンピック、国際哲学オリンピック、国際地理オリンピックなどがあります。

数学オリンピ...

数学オリンピ...

価格:18,900円(税込、送料別)

スポンサード リンク

Copyright © 2009 数学オリンピック

【プライバシーポリシー】当サイトは、サイト内の広告利用状況の集計のために、クッキー、ウェブ・ビーコンといった
汎用技術を用いています。取得したホスト情報などは広告利用状況の集計にのみ利用することをお約束いたします。


健康維持